26日に行われたセレクションセールにて、福岡ソフトバンク
ホークスの柳田悠岐選手が競走馬を3頭落札。現役プロ野球選手の購買とあって、話題を集めた。
本稿では柳田選手以外で競走馬を所有していた球界関係者、一部を紹介したい。
■三浦大輔氏
横浜一筋約30年「ハマの番長」の愛称で知られる三浦監督。大の競馬ファンとして知られ、自身の
トレードマークでもある「リーゼント」を冠名にして複数頭を所有している。中でも18年の
大沼Sを勝ち、19年の
佐賀記念で2着に入った
リーゼントロックと、ダート中距離で3勝を挙げた
リーゼントブルースが代表馬。引退後、前者は京都競馬場で、後者は中山競馬場で誘導馬になった。
■佐々木主浩氏
現役時代は大洋から横浜、そしてメジャーリーグで主にク
ローザーとして活躍。当時の日本記録となる日米通算381セーブを挙げ「大魔神」の愛称で親しまれた。06年に馬主デビュー。当初は
地方競馬で
ミスターフォーク、
アクセルマジンなどを所有していた。その後、
中央競馬の馬主になると
ヴィルシーナ、
シュヴァルグラン、
ヴィブロスと3頭のGI馬を所有し、馬主としても驚異的な成績を残している。
■吉井理人氏
84年に近鉄バ
ファローズに入団。その後、NPB4球団とMLB3球団を渡り歩き、先発と
リリーフの双方で活躍した吉井氏。16年1月、
メイショウサムソンの半妹
フォーシームで初出走を迎えた。その後も
ツキノミチ、マゼ、
ツルネなどを所有。千葉ロッテマリーンズ監督就任後の昨年11月には、前述した
フォーシームの仔
リジンが、浦和競馬のデビュー戦で白星を飾った。
■新庄剛志氏
明るいキャラクターと様々なパフォーマンスでファンから愛されている「BIGBOSS」。実は
ダイタクバートラム産駒の
タノシンジョイという馬を所有していたことがある。船橋の
岡林光浩厩舎に所属。デビュー戦で勝利を収めるなど短中距離戦を中心に出走し、40戦4勝の成績を残した。
以上のように名前を挙げた関係者はビッグネームばかりだ。中には現役監督もおり、今後も球界のみならず、競馬界も盛り上げてくれるだろう。