◆第28回
エルムS・G3(8月6日、札幌・ダート1700メートル=不良)
4〜7歳の牡馬14頭が参戦したダート戦は、6番人気の
セキフウ(4歳、栗東・
武幸四郎厩舎、
父ヘニーヒューズ)が21年の交流G2・
兵庫ジュニアグランプリ以来14戦ぶりの復活勝利で、同レース以来となる重賞2勝目、
JRAでは同初勝利を挙げた。
武豊騎手は
バトルラインに騎乗した97年の第2回以来の2勝目。弟・幸四郎調教師との兄弟タッグでは、昨年の
ファンタジーS(
ウォーターナビレラ)、今年1月の
シンザン記念(
ライトクオンタム)に続く3つめのタイトルとなった。
2着は4番人気の
ワールドタキオン(
斎藤新騎手)、3着は10番人気の
ロッシュローブ(
浜中俊騎手)。ホッカイドウ競馬から参戦した唯一の地方馬
シルトプレ(
石川倭騎手)が13番人気で5着と健闘した。
鮫島克駿騎手(
ルコルセール=4着)「重賞のこの馬場にしては流れが落ち着きました。一歩目はつまずき気味でしたが、枠も良くリカバリーできるポジションに落ち着きました。最後はリカバリーしたぶんですね。力は重賞でも足りますし、ゲートが難しいのは分かっていただけに悔いが残ります。状態は、これで負けたら仕方ないぐらい素晴らしかったです」
石川倭騎手(
シルトプレ=5着)「砂をかぶらなくなってからは本来の走りができました。十分勝ち負けになります」
池添謙一騎手(
カフジオクタゴン=6着)「道中折り合って、すごくいいリズムでした。直線は外が密集していたので、内に行きました。じりじり来て、1700メートルにも対応してくれました。引き続きやれると思います」
丹内祐次騎手(
アシャカトブ=7着)「枠ですね。内がほしかったです。外、外を走らされました」
菅原明良騎手(
ペイシャエス=8着)「2列目で運びたかったんですが、予想と違う形になりました。休ませたぶん、気持ちは最後まで続いたので、次は頑張ってくれると思います」
横山和生騎手(
タイセイサムソン=9着)「イメージ通りでした。リズム良く、時計も馬場もピッタリでしたが、負けるにしても右回りと左回りの差が激しいですね。このクラスでやるには、まだ馬が気持ちの面で諦めるのが早いです。ポテンシャルはあるので、またやり直したいです」
西村淳也騎手(
ベレヌス=10着)「スタートしてトモ(後肢)を落としてしまいました。きょうは不完全燃焼でした」
吉田隼人騎手(
ファルコニア=14着)「本質的にダートが合うか分かりません。きょうの馬場も、プラスとは言いきれないと思います。前に行ってしぶとさを生かしていた馬がファイトせず、一度、立て直した方がいいかもしれません」
スポーツ報知