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小倉記念・G3」(13日、小倉)
重賞2勝目を狙う
エヒトが10日、栗東坂路で軽快な走りを披露。長距離輸送を見据えたソフトな内容だったが、十分に出来の良さをアピールした。連覇を期して臨んだ
七夕賞は8着に終わったものの、実績そのものはメンバー上位。叩き2戦目のここで結果を出したい。
上昇ムードが漂う。
七夕賞8着からの巻き返しを狙う
エヒトは、栗東坂路で単走。必要以上にペースが上がらないように手綱はグッと押さえたまま、4F53秒8-39秒0-12秒1をマークした。小倉までの長距離輸送を考慮してセーブした内容。それでも、素軽いフットワークに出来の良さが伝わる。高野助手は「時計は予定通りですし、先週しっかりやっているので調整程度。前走を使って馬はできているので、強い調教はいらないですね。これくらいの追い切りで十分だと思います」と順調さを強調した。
連覇を狙った前走は発馬の際にヨレて他馬と接触し、中団やや後方の位置取り。直線の反応もひと息だった。同助手は「斤量(58キロ)も響いたと思いますが、休み明け感もありました」と敗因を分析。今回は2月のサウジ遠征を経ての叩き2走目。「今回も同じ斤量で、慣れが見込めそうです。確実に前走より上積みがあります」と手応えを感じている。
小倉は二六ながら1勝クラスでV歴がある。「スタートは速くないけど、コントロールしやすい馬。筋肉質になってしっかりしてきましたし、自信をつけたのか、馬がどっしりしています」と仕上げ人は小回りコースへの適性の高さをアピール。昨年暮れのチャレンジC3着、年始のAJCC2着が示すように、実績はここでも上位。真夏の小倉チャンプへ、真価を見せつけたい。
提供:デイリースポーツ