◆第59回
小倉記念・G3(8月13日、小倉・芝2000メートル)
開幕週は先行有利。この
セオリーはやはり重視したい。
小倉記念は逃げの手までありそうな
ザイツィンガーを推す。
まず血統面の魅力が大きい。父
ドリームジャーニーは08年の勝ち馬。産駒も同じように高い適性を見せる馬が少なくない。13年以降、小倉・芝2000メートルで産駒が延べ20走以上している種牡馬の中で、
ドリームジャーニーは連対率トップの35・0%。複勝率も45・0%と優秀な数字を残している。
手綱を執る国分恭も怖い存在だ。数字こそ目立たないが、近10年の夏の小倉(7~9月)に限定すれば当舞台(40鞍以上)の単勝回収率は騎手別1位の178%。穴党からすると頼もしい鞍上と言える。
ザイツィンガーは芝2000メートルが2度目。前回は8着に敗れているが、脚質的に東京コースが合わなかったことは明白だ。「小回りの方がいいです。ハンデ差もありますし、先行できれば」と牧田調教師。良、重で2勝ずつと馬場状態は問わない。16年に11番人気で勝った
クランモンタナと同じ7歳馬が、粘りに粘って波乱を巻き起こす。
スポーツ報知