◆第59回
札幌記念・G2(8月20日、札幌競馬場・芝2000メートル)
第59回
札幌記念・G2は20日、札幌競馬場で行われる。過去3年の連対馬がすべてG1馬という北の大地の大一番は今年も好メンバー。1週前から札幌で取材する坂本達洋記者、函館で取材する山下優記者が
ジャックドール、
シャフリヤールなど実績馬の仕上がりや、気になる穴馬などを探った。
坂本(以下、坂)「今年もアツいな…」
山下(以下、山)「お天気のことですか? それとも
札幌記念のメンバーでしょうか?」
坂「どっちもだよ。ここ2年は
ソダシの参戦で大盛り上がりだったけど、今年は
ジャックドールの連覇がかかっているからね」
山「やはり主役と言えるでしょう。“裏函”で取材しましたが、9日の1週前追い切りはWコースで5ハロン65秒9をマーク。昨年よりも順調にきている感じですし、仲田助手も『先行馬に並んだ時の動きがよかった』と好感触。視界良好です」
坂「
大阪杯は鮮やかな逃げ切りで強かったもんな。おととしのダービー馬
シャフリヤールは昨年もドバイ・シーマクラシックを勝って、
ジャパンCで2着と実績は最上位。前走のドバイ・シーマクラシック5着から巻き返しが期待できそうかな?」
山「この馬も函館にいます。10日の1週前追い切りには横山武騎手が駆けつけて、初コンタクトを取っていました。今週の最終追いでも手綱を執る予定で、力を引き出すポイントがつかめるのではと思います」
坂「なるほど。札幌にも実力馬はいるぞ。昨年の3着馬で、その後に
香港ヴァーズでG1馬の仲間入りを果たした
ウインマリリンは今年も狙いたい一頭。松岡騎手が2週前、1週前とわざわざ追い切りに駆けつけて、『去年気になった背中の緩さはない。体の
バランスは良くなってきて、態勢は整ってきそう』と評価していた。あくまで目標は先とのことだが、地力は侮れないと思うね」
山「こちらは調子が良さそうな
ソーヴァリアントが気になっています。筋肉が浮き出ていて、ものすごい馬体をしています。大竹調教師も『毛づやは前走と比べても断然いい』と。一発ならこの馬です」
坂「一騎打ちでもなければ混戦でもない。群雄割拠の熱いレースは間違いなさそうだね」
スポーツ報知