【東西ドキュメント・栗東＝17日】フレッシュな風が吹き込んだ。ルーキーの田口貫太(19＝大橋)は北九州記念でクリノマジンと初コンビ。メインレース初、重賞も初の“初物づくし”。「1年目で重賞に乗せていただける機会をもらえてありがたいですね。デビュー初騎乗が栗本(守)オーナーの馬でした。オーナーをはじめ、先生や関係者の方々に感謝したいです」と思いを語った。

　1週前追い切りで初コンタクト、坂路4F51秒2～1F12秒1と水準以上の時計をマークした。「オープン馬と思わせる乗り味でした。いいモノを持っていますし、持ち時計もありますからね。平常心で乗れるように頑張りたい」と意気込む。先週は初めて小倉で騎乗。「仕掛けどころは難しいですけど、癖のない競馬場だなと思いました。先生(高橋義師)は“積極的に乗って、一発を狙って”とおっしゃっていました」と前々での競馬をほのめかす。昨夏はこの舞台を1分7秒1で勝利。小林は一発の雰囲気を感じ取った。

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