競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
13日の新潟新馬戦(芝1800m)で
キズナ産駒の
ライトバック(牝、茶木)が衝撃的な勝ちっぷりを演じた。ゲートをゆっくりと出て道中は後方を追走していたが、直線で外へ持ち出すとエンジンが点火。次位を0秒7上回るメンバー最速の上がり3F32秒8の末脚で前の馬を一気にかわし去り、2着に半馬身差をつけてVを決めた。師は「はじけましたね。父譲りのすごい切れ味でした。暑いなかでのレースでしたが、よく頑張ってくれました」と愛馬を褒めたたえた。今後については「大事にしていきたいと思っています。無理をさせずに放牧に出して成長を促し、次走は秋以降を考えています」とコメントした。
デビュー2連勝で
函館2歳Sを制した
ゼルトザーム(牡、加用)は秋まで休養。師によると「レース後にソエが出たので、現在は放牧中」とのこと。次走については脚元の回復具合を見ながらになりそうだ。
7月1日の中京新馬戦(ダート1400m)を勝った
ラムジェット(牡、佐々木)の次走が
ヤマボウシ賞(9月30日・阪神、ダート1400m)に決まった。初戦は前とかなり離れた位置から、次位を1秒8上回るメンバー最速の上がり3F35秒8でラ
イバルをかわし去り、非凡な能力を見せつけた。師は「気を抜くところがあり、その点は鞍上に伝えていたが、最後まで諦めずに追ってくれたのが良かった。ゴール前はものすごい伸びだった」と感心しきりだった。「普段は落ち着いているけど、エンジンが掛かってからの伸びが素晴らしい。次走も楽しみ」と連勝に期待に寄せていた。
7月22日の中京新馬戦(芝1600m)を快勝し、新潟2歳S(27日・新潟、芝1600m)を予定している
ルクスノア(牝、平田)が16日、永島Jを背に栗東坂路で1週前追い切りを行い、4F51秒1-11秒9をマーク。1回使った効果で動きに素軽さが増して、さらに良くなっている印象を受けた。師も「またがった鞍上は『すごいです』と言っていた。もともとケイコは動く馬だけど、素晴らしい動きだった」と絶賛。次走については「初めての長距離輸送になるし、1回使って
テンションが上がらないか心配な面もある」と課題を挙げながら、「初戦同様にうまくためを利かせてリズム良く運びたい」と展望を語った。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ