フランスの
ドーヴィルで行われているアルカナ社のオーガスト・
イヤリング(8月1歳馬)セール最終日にて、
矢作芳人調教師が2頭を落札した。
上場番号281番の牡馬は父
Wootton Bassett、
母Magic America、母の
父High Yieldという血統で、100万ユーロ(約1億6000万円)で落札している。
父はデビューから5連勝で2歳の仏G1ジャンリュックラガル
デール賞を勝利。産駒には16年の仏ダービーを制した
Almanzor、20年の米G1BCフィリー&メアターフ覇者
Audaryaがいる。母は仏G3ミエスク賞を制したほか、仏G1モルニー賞でも2着。なお、落札価格は今年の同セールで4番目に高い金額となった。
もう一頭、上場番号227の牡馬は父
Kameko、
母Glories、母の
父Galileoという血統。こちらは14万ユーロ(約2200万円)で落札している。
父は19年のフューチュリティT、20年の英2000ギニーと英G1・2勝。伯父の
Bodemeisterは米G1アーカンソーダービーを制し、米G1
ケンタッキーダービーと米G1
プリークネスSで2着に入った実績を持つ。
セリ後、矢作師は『Racing Post』など現地
メディアの取材に応じ「
Wootton Bassettには非常に興味があった。日本競馬に適した種牡馬だと思う。2頭は
クールモアに競り負けたが、この馬を落札できたことには満足している」とコメントした。