「マリー!マリー!!」の歓声が上がるスタンドに向かって、
ヴェロンが飛びっきり
チャーミングにほほ笑んだ。「日本で勝てるなんて夢みたいだわ。騎手仲間にサポートしてもらい、皆さんにも応援してもらえてうれしい」。WASJ第3戦(札幌10R)を
ナチュラルハイで3馬身突き抜ける完勝。「
イージーレース(楽勝)でした」。お立ち台の後ろで「
JRA初勝利」のプラカードを掲げる父ベニスさんやフランス出身のルメールにウインクすると、優勝記念品のターフィーのぬいぐるみを抱きしめた。
3年連続でフランスの女性騎手リーディングを獲得した
スーパーレディー。WASJシリーズの残る3戦は着外に終わったが、第3戦の勝利で30ポイントを加算して総合4位に入った。19年の同シリーズで3位だった仏女性騎手
ミカエル・ミシェルに続く健闘ぶり。「日本大好き!また日本で勝ちたい」と笑みを浮かべた。
《仏33歳バデルも
JRA初勝利》シリーズ最終戦(札幌12R)は
フェステスバント騎乗のバデルが勝ち、
JRA初勝利を挙げた。フランス生まれの33歳は香港代表として出場。「素晴らしい締めくくりになり、とてもうれしい。今回、来日を実現させてくれた皆さまに感謝し、お礼を言いたい」と笑みを浮かべた。
スポニチ