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米G1で先頭走る馬が突然転倒し競走中止 今月2度目のアクシデントに勝利陣営も笑顔なし

  • 2023年08月29日(火) 15時24分
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 現地時間26日、アメリカ・サラトガ競馬場で行われたH.アレンジャーケンスメモリアルS(3歳・米G1・ダ7F)は、道中最後方を進んだI.オルティスJr.騎手騎乗の5番人気ワンインヴァーミリオン(One in Vermillion)が徐々に進出し、直線で各馬をとらえて勝利した。勝ちタイムは1分22秒6(重)。

 ワンインヴァーミリオンは父Army Mule母Given Star、母の父Any Given Saturdayという血統。4月のサンタアニタダービーでは、日本のマンダリンヒーローとも対決している(5着)。今回がデビュー12戦目で、待望の初タイトルとなった。

 なお、このレースでは直線で大きなアクシデントが発生した。後続に約5馬身のリードを保ち先頭に立っていた1番人気のニューヨークサンダー(New York Thunder)がゴール直前で突然転倒し競走中止。同馬は左前脚の怪我により、安楽死の処置がとられた。

 ニューヨークサンダーは父Nyquist母Start Over、母の父Midshipmanという血統の3歳牡馬。デビューから無傷の4連勝を飾り、今回がG1初挑戦だった。

 サラトガ競馬場では、今月5日に行われたテストSでも無傷5連勝中だったメイプルリーフメル(Maple Leaf Mel)が直線で転倒、競走中止し安楽死となったばかり。

 勝利したワンインヴァーミリオンを管理するE.マルティネス調教師は重賞初制覇となったが笑顔はなく、現地メディアに対し「悲しい。馬や騎手に心が痛む」と語った。また、同馬の鞍上I.オルティスJr.騎手も「悲しいです」と切り出し、「このような形で勝ちたくはなかった。言葉を尽くせない。悲しく思う」と複雑な心境を吐露している。

みんなのコメント 5件

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  • ミコライオさん

    動画では馬場に脚とられてこけてるように見えるけど
    同じ競馬場の直線部分で起きたとなると現地の馬場管理してる部署は内外からめちゃくちゃ叩かれてそう

  • 谷力さん

    北米競馬は衰退の一途
    悲しいです

    サンデーやAPの頃はあんなに眩しかったのに・・・

  • N.D.さん

    N.D. kkdHZEA

    夏のサラトガ開催のクライマックスであるトラヴァーズSデーに再び起きた事故。MLMに続いてあのような悲惨な結末が、まさか場所も展開もほぼ同じような形で繰り返されるとは。こうなるとサラトガの馬場について議論が起こるのは致し方なしでしょう。本当に残念です。NYT号の安らかな眠りをお祈り申し上げます...

  • KYOさん

    サラトガダート7ハロンで3歳馬、直線で一気に抜け出したとき
    ふとMaple Leaf Melの事が一瞬頭をよぎり、大丈夫か・・・と見てたら
    まさかその再現を見るとは思わなかった・・・

    Maple Leaf MelもNew York Thunderも共に無傷の連勝
    Maple Leaf Melは怪我さえなければ100%勝ってたし
    New York Thunderも勝ってた可能性は十分高く、ここで無敗のGⅠ馬誕生
    将来への期待高まる面白い2頭の誕生が、勝利への栄光から急転直下の
    最悪の結末で潰えるのは・・・本当に惜しい2頭が居なくなってしまった・・・

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