【東西ドキュメント・栗東=29日】火曜の栗東は雲一つない快晴。心地良い風を感じながら田村は坂路に向かった。走るフォームを見て「いい馬だ」と思わず声が出たのが小倉2歳Sに出走予定の
セイウンデセオ。吉村師は「
バランスが良く、牝馬の2歳とは思えない落ち着きがある」と普段の調教から扱いやすいのが特徴だ。
開幕初日の小倉芝6Fでデビュー。好スタートから二の脚がついてハナを奪うと、そのまま後続を振り切って初陣Vを飾った。「鞍上の(今村)聖奈も追い切りでいい感触だったし、自信はあった。期待通りの走りでしたね」と振り返る。
先週の
ひまわり賞を制した九州産
テイエムチュララン、
ドナヴィーナスと逃げ馬がそろったが「新馬戦はスピードの違いでハナに行ったけど操縦性が良く、控えても競馬ができるタイプです」と逃げにこだわるつもりはない。今村とのコンビ継続でタイトル獲得へ、陣営は確かな手応えをつかんでいる。
スポニチ