「新潟記念・Ｇ３」（９月３日、新潟）

　新潟巧者の古豪から２３年も目が離せない。１９年の新潟記念勝ち馬で、２２年も９番人気で２着に好走したユーキャンスマイル。８歳になった２３年も元気いっぱいだ。

　２３年は阪神大賞典８着、目黒記念７着と着順こそ奮わないが、前走の目黒記念はトップハンデ（５８キロ）を背負いながら勝ち馬とは０秒５差。堅実な末脚が衰えていないことを証明し、友道師も「年齢の割に元気ですね」と評価する。

　新潟では３歳時の阿賀野川特別（１着）、４歳時の新潟記念（１着）、そして７歳時の新潟記念（２着）と３戦３連対。年齢不問での好走歴に、指揮官も「一番相性が良いコースだと思いますよ。今年も一発あってもおかしくない」と、２０年阪神大賞典以来、３年５カ月ぶりの重賞４勝目へ色気十分だ。

　今回は良血４歳牝馬やダービー５着馬など若い馬が相手となるが、最年長の意地もある。若いものにはまだまだ負けん-。相性抜群の越後路で、ベテラン牡馬が今年も波乱を巻き起こす。

提供：デイリースポーツ