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札幌2歳S・G3」(2日、札幌)
北の大地で大きく飛躍。2年目の
佐々木大輔騎手(19)=美浦・菊川=が、充実の北海道シリーズを重賞初Vで締めくくる。
相棒は函館の新馬戦を逃げ切った
マーゴットソラーレ。初コンビとなるが中間のケイコで馬の癖を把握。最終追い切りの走りに手応えをつかんだ。「今週の芝での動きは良かったです。切れる感じじゃないので、トップスピードの持続力が生きるような乗り方をしたい」と意気込む。
初参戦の函館では初日の開幕レースを制し、「あれで『行ける』と自分の中で勢いがついた」と一気に加速。そんな若武者の勢いに周囲も即座に反応し、続々と騎乗依頼が集まって計116鞍。18勝を挙げて開催リーディングを獲得した。
札幌開催に変わって2週足踏みしたものの、3週目に3勝の固め打ち。先週末までに6勝をマークして、現在4位につけている。「たくさんいい馬に乗せてもらっていて、もっと勝てたと思うので満足はしていません」と表情を引き締めつつ、「最後は重賞を勝って帰りたいです」と力強く宣言した。
提供:デイリースポーツ