9月9日の中山9R・アスター賞(2歳1勝クラス、芝1600メートル=8頭立て)は、4番人気の
キャットファイト(牝、美浦・
上原博之厩舎、父ディ
スクリートキャット)が5馬身差をつけて2勝目を挙げた。勝ち時計は1分33秒1(稍重)で、
マイネルレコルトが持つ2歳コースレコードを0秒3更新した。
好スタートからインの3番手でじっくり脚をためる。抜群の手応えで直線を迎えると、逃げた
フェンダーを並ぶ間もなくかわし去り、坂でもうひと伸びして後続を引き離す圧勝劇だった。
デビューから3戦連続で手綱を執った
大野拓弥騎手は「2歳戦の割にペースが速かったが、うまく脚をためられた。課題だったスタートと二の脚もクリアし、能力があることを証明してくれた」とレースぶりを高く評価した。
上原博之調教師は「競馬が上手だし、坂も大丈夫だったね。この後は一息入れて、暮れの大きなレースに向かえたら」と先を見据えた。
スポーツ報知