06年に
オークス、
秋華賞を制し、同年の
最優秀3歳牝馬および最優秀父内国産馬賞に選ばれた
カワカミプリンセスが11日に死亡。
JRAが13日、ホームページで発表した。
同馬は
父キングヘイロー、
母タカノセクレタリー、母の
父Seattle Slewという血統。
06年2月に阪神競馬場でデビューし、9番人気の伏兵評価を覆して白星を飾る。続く
君子蘭賞では4角14番手からの豪快な追い込みを決め、
スイートピーSでは折り合いを欠いて一旦後退しながら盛り返して勝利。破天荒なレースぶりながら連勝を伸ばし、
オークスに名乗りを挙げた。
重賞初挑戦ながら3番人気に支持された同レースでは、
フサイチパンドラの追撃封じて初タイトルを獲得。秋にはぶっつけ本番で
秋華賞を制して無傷の5連勝を飾り、同年度の
最優秀3歳牝馬および最優秀父内国産馬賞に選ばれた。以降も牝馬路線をけん引。09年の
エリザベス女王杯を最後に引退し、三石川上牧場で繁殖牝馬となった。通算成績は17戦5勝。
三石川上牧場代表の上山浩司氏は「最後まで元気で気丈な馬でした。また、現役引退後もファンの皆様からたくさんのプレゼントをいただくなど、とても人気のある馬でした。これまで応援どうもありがとうございました」とコメントした。
(
JRAホームページより)