現地時間16日、イギリスのドン
カスター競馬場で行われた英セントレジャー(3歳牡牝・G1・芝2910m)は、後方から馬群を割るように末脚を伸ばしたR.ムーア騎手騎乗の2番人気
コンティニュアス(
Continuous、牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が、外から脚を伸ばした
アレスト(
Arrest、牡3、英・J&T.ゴスデン厩舎)の追撃を2.3/4馬身差振り切って勝利した。勝ちタイムは3分6秒95(重)。
勝った
コンティニュアスは
父ハーツクライ、
母フラッフ、母の
父Galileoという血統の日本産馬。英2000ギニーなどを勝ったディープ産駒の
サクソンウォリアーはいとこ同士にあたる。通算成績は7戦4勝(うち重賞3勝)。
英2000ギニーを前述の
サクソンウォリアー(
Saxon Warrior)、今年の英ダービーを
オーギュストロダン(Auguste Rodin)が制し、クラシック最終戦の英セントレジャーは本馬が勝利。
ナタゴラ(
Natagora)による英1000ギニー、スノーフォール(
Snowfall)による英
オークス制覇を合わせ、
サンデーサイレンスの孫世代が英クラシック競走を全て制したことになる。
レース後、A.オブライエン師が『Racing Post』など現地
メディアの取材に応じ、本馬の次走について言及。「タフな馬場への対応や距離適性など、
アークでうまくいく要素が全て揃っている」として、
凱旋門賞への参戦を示唆した。