阪神11Rの第27回
シリウスステークス(3歳以上GIII・ダート2000m)は1番人気
ハギノアレグリアス(
岩田望来騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分4秒4(良)。1馬身1/4差の2着に2番人気
アイコンテーラー、さらに3馬身半差の3着に3番人気
ヴァンヤールが入った。
ハギノアレグリアスは栗東・
四位洋文厩舎の6歳牡馬で、父
キズナ、
母タニノカリス(母の
父ジェネラス)。通算成績は15戦7勝。
レース後のコメント
1着
ハギノアレグリアス(
岩田望来騎手)
「大外枠だったので気持ち良くスタートを切ることができました。コーナーまで砂を被らないでいけたので、馬も元気で、いつもより前にポジションが取れました。4コーナーは
ヘラルドバローズの内か外か迷いましたが、ハンデ戦でしたので少しでも距離を少なくしようと考えて、内を選択しました。ハンデ戦のなかでよく勝ち切ってくれたと思います。状態も良かったのでもっと上を目指して欲しいです。(暮れに向けて)もっと
パワーアップをすると思います。この馬はいろいろなケガもありました。よくここまで来てくれました。もう一つ上のステージを勝ちたいですね」
(
四位洋文調教師)
「大外枠でしたが、むしろ安心して見ていられました。力のある馬ですから内で包まれるのが嫌でしたし、
岩田望来騎手にも、勝負どころで内にこだわらなくてもいいからと伝えていました。今回は牧場と良い連携をとって栗東に連れてこられましたし、牧場でしっかりケアしてもらっているのが大きいです。年齢の割に数は使っていませんから、もうひと頑張りしてもらいたいと思います。ただ、この馬の場合は一戦一戦になりますから、この後は馬の様子を見てからになります。最後は自力ですね。(厩舎の
JRA重賞初制覇について)嬉しいですね。良い馬を預けて頂いていますし、もっともっといっぱい勝てるように、さらに頑張りたいと思います」
2着
アイコンテーラー(
団野大成騎手)
「初めて乗りましたが、返し馬から良い雰囲気で、自信を持って勝負をかけていきました。ペースは遅かったですが、3コーナーの手前で気を抜いて、一度エンジンをかけ直すところがありました。力のあるところを見せていますが、勝った馬は強かったです」
3着
ヴァンヤール(
荻野極騎手)
「最初から最後まで雰囲気良く行けました。出し切ってくれているのですが、負けてしまいました。前走からしっかり立て直してくれていました。よく頑張っています」
4着
フルヴォート(
幸英明騎手)
「溜めると確実に伸びてくれます。むしろ距離は長い方が良いのかもしれません」
5着
カフジオクタゴン(
坂井瑠星騎手)
「ゲートが決まらずポジションが後ろになってしまいました。ポジションを取れていたら、もう少し上位を狙えたと思います」
7着
トウセツ(
M.デムーロ騎手)
「よく頑張りました。行きっぷりは良く、勝った馬をマークしていきましたが、直線はジリジリとした感じで、馬場も速く、前が止まりませんでした」
9着
ゲンパチルシファー(
鮫島克駿騎手)
「ペースが落ち着いてしまい、位置も枠もきついところに入ってしまいました。流れも、上がりのかかるペースになって欲しかったです。前が止まらず、展開も不向きでした」
10着
クリノドラゴン(
武豊騎手)
「久々でしたし、最後は少し苦しそうでした。次は良いと思います」
11着
ヘラルドバローズ(
松山弘平騎手)
「馬は落ち着きがあって良かったです。重賞挑戦でしたが、よく頑張ってくれたと思います」
14着
サンマルレジェンド(
酒井学騎手)
「右回りだと内ラチを頼るところがあり、他の馬を行かせて2番手あたりが理想だったのですが、今日のメンバーでは自分が行くしかないと思っていました。3コーナーで苦しくなってくると、ラチを頼って操作がしにくくなりました。馬体重もプラス12kgで太目に感じました。改めて立て直して、この馬の良いレース展開になれば、このクラスでも上位を狙えていいと思います」
ラジオNIKKEI