ブリックスアンドモルタル産駒の
ゴンバデカーブース(牡2、美浦・
堀宣行厩舎)と
マイネルブリックス(牡2、美浦・
黒岩陽一厩舎)が、サウジアラビア
ロイヤルカップ(2歳・GIII・芝1600m)で重賞初挑戦する。
ブリックスアンドモルタルは19年に
BCターフなどG1を5勝して米
年度代表馬に輝いた名馬。20年から社台SSで種牡馬入り。これまで
JRAで29頭が走り、
クイックバイオが
ききょうSを制するなど、5頭が勝ち上がり。飛ぶ鳥を落とす勢いの
スワーヴリチャードの陰に隠れた形ではあるが、上々のスタートを切っている。
サウジアラビアRCには2頭の産駒がエントリーしている。
ゴンバデカーブースは母が19年中山牝馬Sで3着の
アッフィラートという血統馬。今回と同舞台だった6月東京のデビュー戦は逃げて上がりをまとめ、1馬身3/4差の完勝だった。控えてどうかは課題だが、舞台経験があるのはアドバンテージとなる。一方、
マイネルブリックスの母は08年
福島牝馬Sを制した
マイネカンナ。前走の未勝利(新潟芝1800m)は4番人気だったが、先団から渋太く脚を使って初勝利を手にした。派手さには欠ける印象だが、混戦になれば浮上するタイプかもしれない。
産駒重賞初挑戦で初制覇となれば、一気に
ブリックスアンドモルタルの注目度が上がることは間違いなし。孝行息子の登場を期待したい。