東京11Rの第74回
毎日王冠(3歳以上GII・芝1800m)は4番人気
エルトンバローズ(
西村淳也騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分45秒3(良)。ハナ差の2着に1番人気
ソングライン、さらにハナ差の3着に2番人気
シュネルマイスターが入った。
エルトンバローズは栗東・
杉山晴紀厩舎の3歳牡馬で、父
ディープブリランテ、
母ショウナンカラット(母の
父ブライアンズタイム)。通算成績は8戦4勝。
レース後のコメント
1着
エルトンバローズ(
西村淳也騎手)
「今回で4回目(のコンビ)ですが、一戦一戦力を付けていますし、嬉しいです。本当にすごいメンバーで戦わせていただいて、
エルトンバローズの経験値も上がると思います。今後も楽しみな存在です。本当に大人になったなという感じで、どんな競馬もできます。仕掛けたらビューンと行きますし、頭が下がります。
最初が流れていたので、無理に追走せず、この馬のリズムで行きました。直線ではグイグイ伸びてくれましたし、あとは進路さえ開けば伸びてくれるなという感じでした。3歳ですし、まだまだ伸びしろしかないと思います。楽しみな一頭に出会えました。この馬の成長はすごいですし、大きい舞台で勝ってくれると思いますので、応援のほどよろしくお願いします」
(
杉山晴紀調教師)
「レース前は半信半疑でした。というのも、中京2200mの時(未勝利戦で9着)のイメージがあって、距離と左回りに関して信じられない自分がいました。しかし、そんな自分が申し訳ないくらいに強い競馬をしてくれました。動きを見てもかなり良かったように出来はとても良かったですし、力をつけています。
前走から一気にレースレベルが上がって、本来なら跳ね返されるものですが、このメンバーを相手によく勝ち切ってくれました。西村騎手とはこれで4戦4勝。この馬のことをよくわかっていますし、彼の競馬に対する姿勢にも頭が下がります。結果を出すことで、西村騎手も厩舎もさらに成長していけると思います。
次走については、今回しっかりと仕上げたので、馬の様子を見ながらベストなレースをオーナーと相談したいと思います」
2着
ソングライン(
戸崎圭太騎手)
「状態は良かったと思います。スタートも今まで以上に出てくれて、リズム良く運ぶことができました。直線で狭くなるところはありましたが、馬群を割ってくる形で伸びてくれましたし、今までとは違う形になっても走れたのは良かったです。負けてしまったのは残念ですが、ここを叩いて良くなりそうな雰囲気があります」
(
林徹調教師)
「初の1800mでしたが道中は落ち着いて折り合いがつき、馬群を割ってしっかり伸びていました。結果を出せなかったのは申し訳なかったですが、次に向けて良い競馬はできたと思います」
3着
シュネルマイスター(
C.ルメール騎手)
「休み明けでしたが凄く良い脚を使ってくれました。普段より手応えが良かったです。良い反応をしてくれました。次走が楽しみです」
4着
アドマイヤハダル(
田辺裕信騎手)
「接戦のなかで分の悪い4着でしたが、力のあるところを見せてくれました。ポジションはいつもより後ろでしたが、直線の反応は良く、新しい面を見られたように思います」
5着
ウインカーネリアン(
三浦皇成騎手)
「ここまで何度も乗せていただいて、ゲートの癖はつかんでいました。ゲートを出せば一番速いのはわかっていたので集中していました。1ハロンの距離延長はプラスではなく、しっかり1ハロン長かったですね。次に向けて悲観する内容ではありません」
8着
エエヤン(
M.デムーロ騎手)
「返し馬やゲート裏では落ち着いていたのですが、レースでは行きっぷりが良すぎてスタミナをなくしました。とてもいい馬なのですが」
12着
フェーングロッテン(
松若風馬騎手)
「ゲートに入るまでの雰囲気は良かったのですが......。気持ちの面で難しさがあります」
ラジオNIKKEI