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【菊花賞】ダービー馬タスティエーラか 皐月賞馬ソールオリエンスか 23年ぶり“2冠獲り対決”

スポニチ
  • 2023年10月16日(月) 05時25分
 クラシック最終戦「第84回菊花賞」は3年ぶりに京都開催となる。今年は皐月賞馬とダービー馬が共に参戦。2冠馬を除くと、両G1馬の菊そろい踏みは00年以来23年ぶりで、メンバーにグッと厚みが出た。勝負どころとなる2周目3コーナーの坂越えに3000メートルの長丁場。ジョッキーの駆け引きにも注目だ。

 皐月賞馬か、ダービー馬か。ダービー馬タスティエーラはスッと前につけてしぶとく脚を使えるのが強み。ダービーも早めに先頭へ立ち後続を完封した。過去10年(近2年の阪神開催を除く)を見ても、連対馬16頭のうち15頭は4角8番手以内。ある程度の位置が取れないと厳しい。折り合いに心配のないタイプ。新コンビを組むモレイラと呼吸を合わせるだろう。2周目3角の下り坂を使って進出。73年タケホープ以来となるダービーと菊花賞の2冠へ突き進む。

 皐月賞ソールオリエンスはダービーで首差及ばず2着。こちらはセントライト記念をひと叩きして2着だったが4角で外に振られる不利もあった。末脚で勝負するタイプで外回りコースはいい。地力は一歩も引けを取らない。

 サトノグランツは休み明けの神戸新聞杯をレコード勝ち。前残りの展開を差し切った。ひと夏を越えて、着実に成長。16年の勝ち馬である父サトノダイヤモンドに産駒初のG1Vを届けることができるか。ファントムシーフは前走の神戸新聞杯が初めて逃げる形で3着。鞍上の武豊菊花賞5勝。そのうち3勝は神戸新聞杯3着馬。名手の手綱さばきに注目が集まる。

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