今秋は
天皇賞(秋)(10月29日・東京芝2000m)から出走予定の
ドウデュース(栗東・
友道康夫厩舎)。ドバイ遠征の出走取消以来となるが、9月に入ってから栗東へ帰厩しての乗り込み量は豊富。今朝19日は
武豊騎手が騎乗して、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
ユーキャンスマイル、
フライライクバードとCWでの3頭併せ。それらの後ろから追走する形だったが、6F標識で先頭との差は6馬身から7馬身はあった。その差が大きく変わることなく、スムーズな流れで3コーナーから4コーナーも駆け抜けていく。
最後の直線に向く時は一番内だったが、先頭との差はやっぱり5馬身くらいはある。ただ、直線に入ってからの加速力が半端なく、真ん中にいた
フライライクバードにあっさりと追いつき、2頭の馬体が合ったところで
ユーキャンスマイルを追い抜いていく。そこから2頭の追い比べかと思いきや、あっさりと
フライライクバードを突き放して、圧倒的な先着でフィニッシュした。
時計は6F81.1-5F65.8-4F51.1-3F36.2-2F22.4-1F11.2秒。数字もさすがだが、直線での反応の鋭さが、たとえば
京都記念(1着)の1週前追い切り時よりも良く見えた。以前に比べて落ち着いて走っている割に瞬時の反応が抜群。今の状態で世界ナンバー1の
イクイノックス(美浦・
木村哲也厩舎)との再戦は本当に楽しみでならない。
(取材・文:井内利彰)