今年2月に世界最高1着賞金1000万ドル(約13億円)のサウジCを制した
パンサラッサ(牡6歳、栗東・
矢作芳人厩舎、父
ロードカナロア)が、秋のダート王決定戦、
チャンピオンズC・G1(12月3日、中京)で復帰することが25日、分かった。手綱を取るのは引き続き
吉田豊騎手=美浦・フリー=。国内では、20年12月の
師走S11着以来、3年ぶり2度目のダート戦となる。
パンサラッサはサウジC後のドバイ・ワールドCで10着に敗れた後、夏に英国G1のサセックスSやインターナショナルSへの遠征を目指したが、6月に右前脚けい靭帯炎が判明したため断念。秋のローテーションも白紙となっていた。
矢作師は「(放牧先の)牧場サイドから
天皇賞・秋でも、という話もありましたが、大事を取って、左回りや距離を考えてこのレースに決めました。これだけの馬ですし、非常に慎重に考えての決断です。けい靭帯炎としては非常に軽かったと思います。日本のダートは海外のダートとは違うので、100%の自信とはいきません。やってみないと分からないと思っています」と、慎重に準備を進める構えだ。
スポーツ報知