「みやこS・G3」(11月5日、京都)
後続を8馬身突き放す衝撃のデビューを皮切りに、破竹の4連勝でオープン入りを果たした
セラフィックコール。勢いそのままに、無傷5連勝で重賞初制覇を狙う。
これまでの4勝全てを上がり最速で決めており、どこからでも競馬ができる自在性も魅力の一つだ。デビュー戦は道中2番手から抜け出し、後続に影をも踏ませなかった。前走は3角過ぎからまくり上げ、最後は3馬身半差の完勝。前走で初めてコンビを組んだM・デムーロは「後ろになり過ぎて心配したけど、追いだすのが早かったくらい。本当に能力が高い」と絶賛。力の高さは折り紙つきだ。
調整過程も順調そのもの。1週前は栗東CWで、併せた僚馬
マテンロウアイ(4歳2勝クラス)に半馬身先着。寺島師は「前に馬を置いて外を回して、全体的に負荷をかける形で。予定通りに来ていますね。いい状態でいけそう」と合格点を与えた。
これまで戦ってきたメンバーに比べて、さらにレベルがグンと上がる。師は「負けなしで来ているけど、ああいうレースでオープンや重賞になるとどうかな。そのへんは、じきに成長して良くなってくれば」と慎重に先を見据えた。昇竜の3歳馬が、ベテラン馬を相手にどんな立ち回りを見せるか楽しみだ。
提供:デイリースポーツ