メンバー中最高齢の
イズジョーノキセキ(牝6、栗東・
中村直也厩舎)が、
エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。
イズジョーノキセキは父
エピファネイア、
母キングダンサー、母の
父キングカメハメハの血統。父×母の父の配合は、
デアリングタクトを筆頭に
クラヴェルや
スカイグルーヴ、
ソネットフレーズなど、牝馬に活躍馬が多いことで知られるニックスだ。
これまで28戦5勝。全国区となったのは昨秋だった。
府中牝馬Sでは12番人気の低評価を覆し、先に抜け出した
ソダシを捕らえて重賞初制覇。続く
エリザベス女王杯こそ10着に終わったが、
有馬記念ではロスなく運んで4着に好走。ハマった時の破壊力はGIでも通用することを示した。
非常に乗り難しく、枠順やペースに左右される面があるため、今年5戦は勝ち負けに加われていないが、3走前の
クイーンSは直線でスムーズさを欠きながらも0秒4差の5着。大きな衰えはないはずだ。
エリザベス女王杯が古馬との混合戦になって以降、6歳以上は延べ40頭が出走し、09年
テイエムプリキュアと19年
クロコスミアの2着が最高着順。
イズジョーノキセキが最高齢勝利記録を更新することができるか。こちらも出走予定のジョッキーの中では最年長の49歳、
岩田康誠騎手とのベテランコンビから目が離せない。