第40回
マイルチャンピオンシップ・G1が11月19日、京都の芝1600メートルで行われる。
毎日王冠3着以来の
シュネルマイスター(牡5歳、美浦・
手塚貴久厩舎)が中心だ。その前走は休み明けでプラス10キロの馬体重。直線では前が詰まって、残り300メートルで外に切り替えるロスが痛かった。それでも凄まじい瞬発力を発揮して、鼻、鼻差の3着まで追い込んだ脚は本物。
ルメール騎手は「いい脚を使ってくれました。普段より手応えが良く、すごくいい反応。次走が楽しみです」と笑顔で振り返った。京都のマイルは春の
マイラーズC(1着)で攻略済み。過去2年、2着、5着のリベンジを果たす可能性は高い。
昨年の覇者
セリフォス(牡4歳、栗東・
中内田充正厩舎)は春の
安田記念2着以来の一戦。夏負けの影響で富士S始動の予定を白紙に戻し、ぶっつけで挑む。久々にコンビを組む川田騎手を背にした1週前追い切りでは栗東ウッドチップで抜群の切れ。帰厩後は、予定通りに調整は進んでおり、態勢は整いつつある。昨年の豪脚を見れば、狙いを下げるわけにはいかない。
未勝利、1勝クラス、
ラジオNIKKEI賞、
毎日王冠4連勝と底を見せていない新星、
エルトンバローズ(牡3歳、栗東・
杉山晴紀厩舎)、昨年4着で前走の
京成杯AHで久々の勝利を飾った
ソウルラッシュ(牡5歳、栗東・
池江泰寿厩舎)はモレイラとのコンビで楽しみ。
昨年2着
ダノンザキッド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)、富士Sを勝った
ナミュール(牝4歳、栗東・
高野友和厩舎)、同2着の
レッドモンレーヴ(牡4歳、美浦・
蛯名正義厩舎)は伸びしろ十分で馬券圏内突入も。(大上 賢一郎)
スポーツ報知