「マイルCS・G1」(19日、京都)
連覇へ態勢は整った。前年覇者
セリフォスは15日、栗東CWでの併せ馬で最終調整。馬なりのまま僚馬に4馬身先着するなど貫禄の走りを披露した。1週前に続いて騎乗した川田、そして中内田師は「間に合った」と口をそろえ、5カ月半ぶりとなるぶっつけ本番での大一番に臨む。
連覇へ向けて態勢を整えた。追い切りは栗東CWで川田を背に併せ馬。
スーリールダンジュ(4歳2勝クラス)を前に置き、ゆったりとしたペースで追走すると、直線は内に進路を取って馬なりのまま僚馬をあっさりかわして4馬身先着した。タイムは6F80秒2-36秒3-11秒3だった。川田、中内田師との一問一答は以下の通り。
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川田将雅騎手 -1週前追い切りでも騎乗。
「時計的には十分出ていると思います。能力が高い馬なので(時計は)出るんですけど、まだ中身は良くなるなという感触で、
バランスもすごくいいというわけではない状態でした」
-最終追い切りは。
「オーバーワークにならないようにやりました。先週よりも
バランスが良く、間に合ったなという印象。気持ちの強い馬なので一生懸命走ろうとするところ、我慢をしたくないというところもある馬ですが、先週に比べればはるかに気持ちのコントロールが効いています」
-最近のレースは。
「昨年のマイルCSを勝ち、春もとてもいい内容で走れていました。日本トップクラスの能力を持っていることは間違いないと思います」
-初の京都コース。
「この馬らしく走るということですね。(コースは)大丈夫だと思います」
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中内田充正調教師
-ここまでの調整過程は。
「夏を過ぎても暑さが残っていたので、まだしんどいということで予定していた
富士Sを見送りました。帰ってきてからは順調ですし、いい状態です」
-最終追い切りの評価は。
「ようやく間に合ったなという印象です。休み明けでのG1ですし、しっかり負荷をかけて行いたいと思いました。先週は力んでいたところがあったけど、改善されていました」
-5カ月半ぶり。
「力は発揮できる状態ですし、休み明けを気にするようなタイプではないので心配はしていません。初めて走る競馬場ですのでうまく走ってくれればと思います」
提供:デイリースポーツ