ジャパンCの熱戦冷めやらぬ京都最終12Rで開催される一戦。サ
マースプリントシリーズから続いたス
プリント重賞路線が
スプリンターズSで一段落し、それ以来初めての古馬1200m重賞ということで、翌年に向けた短距離路線の出発点とも考えられるレースだ。
1.時計が掛かる
京都開催だった近10回で勝ち時計が1分8秒0を切ったのは2回だけ。阪神で行われた近3回に関しても、良馬場ながら2回は8秒台の決着となった。春先や夏場の高速馬場で活躍していた馬よりは、タフな馬場状態で良績の多い馬を重視したい。
2.差し追い込みが決まる
タフな馬場状態になることで、差し追い込み馬の台頭が増える。18年は12番人気の
ナインテイルズが4角15番手から追い込んで2着、17年は14番人気の
イッテツが4角12番手から追い込んで3着など伏兵の台頭もしばしば。
2.父サンデー系は当てにならない
京都開催だった近10回で父がいわゆる
サンデーサイレンス系だった馬は1勝だけ。人気しても凡走するケースが多く、18年は3番人気の
ディープインパクト産駒アレスバローズが10着、17年は1番人気の
ダイワメジャー産駒ソルヴェイグが9着、14年は1番人気の
ディープインパクト産駒レッドオーヴァルが9着に終わっている。
キミワクイーンは今年の函館ス
プリントSで重賞初制覇。時計が掛かる馬場状態ながら、外からしぶとく伸びて差し切った。続く
キーンランドCと
スプリンターズSは敗れているが、前者は1分10秒台になる特殊な馬場で、後者は相手が強かった。見直す余地は十分あり、ここで改めて期待したい。