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ジャパンカップ追い切り(22日、栗東トレセン)
軽く、無理せず、リズムよく―。
ドウデュースが本来の形での最終追い切りを完了した。馬場の軽い栗東・DPコースで
ジュンブルースカイ(5歳2勝クラス)を内から2馬身追走。素軽いフットワークで楽にスピードに乗り、最後は持ったままの軽快な動きで併入した。
友道調教師は「今すぐに全力で走りたいという気持ちがあふれていたと思います」と満足そうにうなずいた。昨春の
皐月賞以降、国内のレースでは当週にDPコースでサッと仕上げるパターンが定着していた。しかし、前走の
天皇賞・秋は8か月半ぶりを考慮し、負荷をかけるために坂路で仕上げた。「今回の方がメリハリが利いていたと思います」と友道師は普段通りのルーチンに戻した効果を感じ取る。
今回も
武豊が騎乗できず、戸崎が再び手綱を執る。今回は2度目のコンビ。「武ジョッキーが結構打ち合わせをしているみたい」と切り出したトレーナーは笑顔で「(
武豊が)戸崎なら話ができるし、安心だと言ってたからね」と騎手同士の
ホットラインにも期待した。入念な準備と調整を施した2戦目。本来の走りを見せる。(山本 武志)
◇戸崎に聞く
―
ドウデュースの前走の
天皇賞・秋は急きょ乗り替わり。
「いつも緊張はしているけど、あんな経験はない。(武)豊さんにはいろいろ聞きました。結果につながれば良かったけどいい経験になりました」
―前走を振り返って。
「最初のコーナーの緩いところで
バランスを崩したところがあって、そこでハミをかんでしまいました。ただ、1回使って良くなるという感じはしました」
―2度目の騎乗。
「道中、
リラックスして走れるかが大事になってくる。そこでうまく運べれば最後はいい脚を使ってくれると思います」
スポーツ報知