11月29日(水)に
船橋競馬場で行われる
クイーン賞(3歳上牝・JpnIII・ダ1800m)。牝馬限定のダート
グレード競走では唯一のハンデ戦となっている。
今年は
JRA勢が中心になりそう。昨年の覇者
テリオスベルは56.5kgのトップハンデを背負うが、タフな船橋コースは大得意で連覇を期待。一方で、
ライオットガール、
パライバトルマリンの3歳勢、久々のダート戦となるビジンも軽ハンデを味方にタイトル獲得を狙う。発走予定日時は29日(水)の20時5分。主な出走予定馬は以下の通り。
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ライオットガール(牝3、栗東・
中村直也厩舎)
今年の春に本格化の兆しを見せ、1勝クラス、2勝クラスと連勝。続く3勝クラスの特別戦でも4着に健闘すると、
レパードSで牡馬を負かして重賞初制覇を飾った。秋は
レディスプレリュードから始動して、初の古馬混合重賞ながら3着に好走。前走のJBCレディスCは出遅れもひびいて6着だったが、今回は巻き返しに期待したい。
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パライバトルマリン(牝3、美浦・
林徹厩舎)
伯父の
Lookin At Luckyは米G1・5勝を挙げ、09年の米
最優秀2歳牡馬、10年の米
最優秀3歳牡馬に選出された。本馬はこれまで5戦3勝。良血馬の期待にたがわぬ活躍で、今年6月には
関東オークスで初タイトルを獲得した。前走は
テリオスベルに4馬身差を付けられたが、斤量差が3.5kgとなる今回は逆転の可能性もあるだろう。
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テリオスベル(牝6、美浦・
田島俊明厩舎)
昨年の
クイーン賞は2角付近から先手を奪い、そのまま各馬の追撃を振り切り2馬身差の完勝。その後は牝馬重賞はもちろんのこと、
川崎記念4着、
ダイオライト記念2着と、牡馬相手にも健闘した。今夏には
ブリーダーズGCで重賞2勝目。近2走はスムーズに先手を奪えず4着、5着で、ここもマクリのタイミングがカギになりそうだ。
そのほかにも、岩手で重賞8勝を挙げている
ゴールデンヒーラー(牝5、岩手・
佐藤祐司厩舎)、久々のダート戦となる
JRAのビジン(牝4、栗東・
武英智厩舎)などが出走を予定している。