新馬、
新潟2歳Sと連勝中の
アスコリピチェーノ(美浦・
黒岩陽一厩舎)。次走は阪神JF(12月10日・阪神芝1600m)への出走を予定しているが、栗東に滞在して調整中。今朝30日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
北村宏司騎手が跨って、CWでの2頭併せ。正面入口から
フェブランシェの2馬身ほど後ろにつけて、キャンターを開始。先週23日にCWで追い切られたこともあってか、ジョッキーがしっかりと手綱を握っていたこともあってなのか、力を内にためたような走り。2コーナーから向正面へ入った時も同じような感じだった。
ただ、6F標識通過の時点でラップはそれなりに速くなっていて、いかにも我慢して走っているという感じ。3コーナーから4コーナーのあたりでラップが速くなりそうではあったが、そこもじわっとスピードを上げていくような形で最後の直線に向いていく。
最後の直線は内に進路を選んで、並びかけるまで速くて、追い比べになってからもすぐに頭ひとつ抜け出そうとする勢い。結果的には少し先着するような形で時計は6F79.3-5F65.4-4F51.2-3F36.1-2F22.7-1F11.4秒。中盤で少し息を入れるようなラップにはなったが、最後の直線が11.3秒から11.4秒の伸びは秀逸。今後の調整にも注目していきたい。
(取材・文:井内利彰)