「
船橋記念」(30日、船橋)
引退レースで圧巻V。断トツの1番人気に推された
キモンルビーが抜群のスタートダッシュを決めて鮮やかな逃走劇で現役生活を締めくくった。3馬身差の2着には中団から伸びた3番人気の
プライルード、3着には4番人気の
ティアラフォーカスが入った。
白い砂の上をただ1頭、悠然と-。ラストランの
キモンルビーが先頭で駆け抜けた。この日も抜群のスタートダッシュ。他の9頭が押っつけ押っつけ追走するのを尻目に4角を回っても馬なりのまま。ラスト150メートル過ぎで右ステッキが一発飛ぶと、それに呼応してもうひと踏ん張り。後続は影さえ踏むことができなかった。
3馬身差の完勝に、コンビで7勝目となった御神本は「とにかく1完歩目が超一流。パドックで乗った時から(今まで)ありがとう。勝って帰ろうとルビーに話していたんです。その通りになってくれて感無量です」。名手の目にうっすらと光るモノが…。
JRAでは未勝利に終わったが、高知-船橋と転戦しながら連戦連勝。通算40戦19勝で重賞タイトルは四つ。競走馬生活を4連勝で締めくくった。川島一師は「集大成の競馬だったね。無事に帰ってきてくれて良かった。(ルビーの)子どもが(ウチに)来てくれた」と目を細めた。
今後は生まれ故郷の北海道新ひだか町・西村牧場で繁殖入り。初年度は
コパノリッキーを予定。Dr.コパこと小林祥晃オーナーも愛馬の雄姿を見つめながら「良かった、良かった。スピードのある子を出してほしいね」と、いつまでも表情は崩れっぱなしだった。
提供:デイリースポーツ