競走体系の整備により1月に続き今年2度目となる短距離重賞「第68回
船橋記念」が30日、
船橋競馬場で行われた。単勝1・8倍の圧倒的支持を集めた
キモンルビーが逃げ切り優勝、ラストランを締めくくった。
「有終の美を飾れて良かった」
昨年暮れからコンビを組み続けた御神本が感慨深く言葉を漏らした。この日も圧巻の強さ。いつも通りにスタートダッシュを決めるとスッとハナへ。
カプリフレイバーが食い下がって付いてきたが、それも直線を向いたところであっさりと突き放した。残り100メートルで右ステッキ2発、さらにラスト50メートルで、もう2発繰り出すとゴールでは内を突いて伸びてきた
プライルードを3馬身ちぎっていた。
ス
プリント女王の名をさらに高めての引退。御神本は「ラストランに恥じないレース内容だった。次の仕事(繁殖)が待っているので無事牧場に戻ってほしい」とねぎらった。Drコパこと小林祥晃オーナーも「引退を1年延ばしたが、よく頑張ってくれた。生産牧場の西村牧場に戻して
コパノリッキー(
父ゴールドアリュール)をつけるつもり。子供にも期待してください」と夢の続きを語っていた。
◆
キモンルビー 父
コパノリチャード 母キモンレッド(母の
父サウスヴィグラス) 牝6歳 船橋・
川島正一厩舎 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道新ひだか町の西村和夫氏 戦績40戦19勝(南関東23戦15勝) 総獲得賞金1億2497万8000円。
スポニチ