「チャンピオンズC・G1」(3日、中京)
コリアCを圧勝し、G1初制覇を狙う
クラウンプライド。昨年はゴール前で差し切られて首差の2着に敗れているだけに、リベンジを期してレースに臨む。以下、管理する
新谷功一調教師との一問一答。
◇ ◇
-決戦前日の2日は栗東の角馬場で調整。
「変わりないというか、いいですね。追い切った後、疲れる馬は皮膚の感じが悪くなったりするけど、代謝も上がって馬体の張りも、毛ヅヤも上がってきた」
-22年が惜しい2着。成長したと感じるところは。
「前はきゃしゃで線が細くてね。体重の割に小さく見えやすい馬で、背中のラインが寂しいなと思う時があって、そのあたりが欲しいなぁと思いながらずっと来ていた。そうしたら背中が強くなったりするのに、と。でも、今は古馬らしくなったね。体幹がしっかりとして、フレームも良くなった」
-これまでJRA3場、地方3場、海外4場と、異なる10の競馬場で走ってきた。
「気付けば、こんなに行ってたの?って。どこが合うのか分からない。右も左も走るし、中京は新馬戦も勝ったからね」
-22年はJBCからの参戦だったが、今年はJBCをパスした。
「G1を続けて走ると疲れも多少出るだろうし、我慢した。使おうと思ったら使えたよ。でも、いい成績を残している調教師さんは我慢して使っているなぁ、と思うから(笑)」
-約3カ月ぶりになる。
「間隔をあけた方が調整はしやすい。放牧明けでも平気に走るしね。牧場ではコントロールしやすくて、それだけ落ち着いているということ。でも、トレセンに戻るとモードが切り替わる。気持ちが前面に出るし、馬が理解している。オン、オフの切り替えをうまく牧場と連携できている」
-前走のコリアCが強かった。
「チャンピオンズCに向かうにあたって、一つ獲らせたかった。前倒しで入厩したけど、その方が調整しやすいのも分かった。それが今回にもつながっている」
-最後に意気込みを。
「今回は落ち着いた中で調教ができた。小さい積み重ねがずっとある感じ。順調に来られた、不安材料がない、というのが一番だね」
提供:デイリースポーツ