チャンピオンズCを制した
レモンポップ(牡5=田中博)は一夜明けた4日、美浦の自厩舎で静養した。
同日午前1時半頃に中京から美浦に帰厩。担当の田端助手は「カイバは食べていますけど、ちょっと疲れているかなという感じ。攻めに攻めたので、初めてパドックとか返し馬で気負いが見られました。いつも返し馬とかおとなしい方ですがぎりぎり究極の状態だったです。今回は一番の出来。これで負けたらしょうがないという仕上がりでした」と穏やかに切り出した。
初の1800メートルもあっさりクリアし、史上4頭目の
フェブラリーS→
チャンピオンズCの同一年
JRAダートG1完全制覇を達成。「(坂井)瑠星のお陰ですよね。ロスなく先頭に立ってくれて。ジョッキーカメラを見たけどスムーズですもんね。凄いですね。坂の途中にゲートがあってつまずく馬が多いと言っていたので、そこだけ気をつけて乗っていましたね。短い距離を使っている馬だから、やはり速いです。最後までよく踏ん張ってくれました」と人馬を称えた。
来年は再び海外挑戦が検討されている。5日は田中博師の38回目の誕生日。同助手は「まずはこの疲れをとってあげて、来年に向かってつくっていきたいですね。現役を続けると言っていたし、選択肢も広がりました。種牡馬にもなれると思うし、距離もこなして価値も上がったと思います。(同師の誕生日について)いい誕生日になったと思います」と笑顔で結んだ。
スポニチ