阪神11Rの第75回
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GI・牝馬・芝1600m)は3番人気
アスコリピチェーノ(
北村宏司騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。クビ差の2着に5番人気
ステレンボッシュ、さらに1馬身1/4差の3着に2番人気
コラソンビートが入った。
アスコリピチェーノは美浦・
黒岩陽一厩舎の2歳牝馬で、
父ダイワメジャー、
母アスコルティ(母の
父Danehill Dancer)。通算成績は3戦3勝。
レース後のコメント
1着
アスコリピチェーノ(
北村宏司騎手)
「スタッフの皆さんにも牧場の皆さんにも手をかけてもらっていて、すごく良いコンディションでしたので、自信を持って臨みました。結果を出せてホッとしました。前回に比べてもスタートは上手に出たかなと思います。その後も、少しごちゃつく場面はありましたが、馬は冷静に走り続けてくれました。追い出してからは良い伸びでした。
この馬には新馬戦の後から関わらせてもらっていますが、跨るたびに少しずつ色々なことをクリアして、
ステップアップしてきてくれています。まだ変わりそうな部分も感じています。(2015年の
菊花賞以来のGI勝ちについて)スタンドを正面にして、良い景色だと思いました。馬のおかげだと思いますので、これからも、馬も僕も応援してもらえたらと思います」
2着
ステレンボッシュ(
C.ルメール騎手)
「勝ち馬の後ろでスムーズに競馬ができました。反応が少し遅かったのですが、最後は良い脚を使ってくれました。距離が延びたら良いと思います」
3着
コラソンビート(
横山武史騎手)
「1ハロン延長は不安材料ではありました。しかし厩舎サイドが上手く仕上げてくれて、返し馬からゲート裏まで落ち着いて、
リラックスして臨めました。折り合いは問題ありませんでした。ただ最後1ハロンは止まってしまいましたので、その分長いかなとも思います。ただGIレベルでもやれるところは見せてくれたので、今後が楽しみですね」
4着
サフィラ(
松山弘平騎手)
「スタートも良かったですし、14番という外めの枠ではありましたが、壁を作れて折り合いもついていました。最後も良い脚で、馬はよく頑張ってくれました。まだまだこれから成長できると思います」
5着
シカゴスティング(
鮫島克駿騎手)
「
テンションが課題の馬です。その分距離延長は
テンションを考えたらプラスには働きませんが、操縦性でカバーできないかと考えていました。レース前の
テンションから、前走のように我慢して末を伸ばすイメージは湧きませんでした。今日は我慢させずに、という競馬でした。一発あるならこういう競馬と思っていました。現状の力は出してくれたと思います」
6着
ルシフェル(B.ムルザバエフ騎手)
「距離がマイルだったので、その分脚の溜まりが本来のものではありませんでした。でも前よりは気性面で成長したところを見せてくれているので、距離が欲しかったですね。直線も良いところに来ています」
7着
スウィープフィート(
永島まなみ騎手)
「今までと同じようにゲートで頭を下げてしまうところがあり、タイミング悪く出遅れてしまいました。3、4コーナーで力むところがありました。でも我慢してくれるところもありました。最後はどうしても右にモタれながら走ってしまうところがあって、ゲートで後手を踏んでロスのある競馬の中、しっかり脚を使って伸びています。力のある馬だと思います」
8着
ドナベティ(
坂井瑠星騎手)
「この大外枠でしたが、3コーナーでは内ラチ沿いを通ることができて、一発を狙いました。この頭数ですから仕方ないところはありますが、全てがスムーズだったらもう少し上位になれたと思います」
9着
コスモディナー(
松岡正海騎手)
「今日は22キロ馬体が減っていましたが、戻ったら走ると思います」
12着
ナナオ(
西村淳也騎手)
「距離が長かったです」
ラジオNIKKEI