◆第75回
阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月10日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)
今年の2歳女王決定戦はフルゲート18頭立てで行われ、
北村宏司騎手騎乗で単勝3番人気の
アスコリピチェーノ(美浦・
黒岩陽一厩舎、
父ダイワメジャー)が勝利。新馬戦、前走の
新潟2歳Sに続く3連勝でのG1勝利で頂点に立った。現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏(中央&地方で通算4464勝)がレース後に自身のX(旧ツイッター)を更新し、2歳世代のレベルについて触れた。
安藤氏は勝った
アスコリピチェーノの能力を称賛。「今日の馬場でレコードは立派。返し馬で一頭だけ落ち着きが違ったし、位置を取っても追ってから伸びとる。あれなら距離は大丈夫やし、思ってた以上に奥がある」。2着の
ステレンボッシュには「いい意味で相手なり。国枝厩舎とルメールやもん」とつづり、3着の
コラソンビートは「前走1400mやったで前半力んだ分」と分析した。
さらには「1〜3着馬は結構なレベルにあると思うし、
ボンドガールと
チェルヴィニアが加わるんやから、この世代の関東馬は強力やね」と関東の現2歳牝馬世代を絶賛。続く4着に敗れた
サフィラについては「薄く見えて、筋肉がつき切ってない感じ。距離も、もう少しあったほうがいい」と指摘。
永島まなみ騎手のG1初騎乗となった
スウィープフィートについても「スタート遅れたことで焦ったな。直線まで我慢しとれば掲示板あった」と見解を示した。
スポーツ報知