暮れの中山マイルの牝馬限定戦として親しまれていたオープン特別が、2015年から重賞に
リニューアル。同時に
愛知杯が年明けに移動し、12月の古馬牝馬の目標レースとしての位置付けが明確になった。
1.若い馬が中心
重賞昇格以降の8回で、3歳馬は[4-2-1-28]で複勝率20.0%、4歳馬は[2-5-4-27]で複勝率28.9%なのに対し、5歳馬は[2-1-2-36]で複勝率12.2%、6歳以上は[0-0-1-13]で複勝率7.1%。若い馬有利の傾向はオープン特別時代からあったが、それがより一層強まっている。
2.距離延長ローテは苦戦
近8回で、前走から距離延長となる馬は[1-1-1-24]で複勝率11.1%と、同距離の[3-5-3-31]で複勝率26.2%、短縮の[4-2-4-49]で複勝率16.9%と比べると苦戦傾向。冬場のタフな馬場状態で、急坂の中山ということから、延長ローテでは踏ん張りがきかないケースも多いのだろう。
3.前走ローカルは苦戦
近8回で、前走京都組が5勝、前走東京組が2勝。2・3着を見ても前走が東京・中山・京都・阪神だった馬ばかりで、前走ローカル場だった馬は[0-0-0-22]。
コナコーストは前走が休み明けで
秋華賞に出走しハナを切るも8着。
リバティアイランドに早めに捲られてしまっては仕方がないだろう。3歳馬で距離短縮ローテのここは好走必至だろう。