9、10日の中山、阪神、中京を舞台に2歳新馬戦が計8レース行われ、日曜阪神4R(芝1600m)では22年の
皐月賞馬
ジオグリフを兄に持つ
チルカーノが鮮やかな末脚を放ってV。手綱を取ったムルザバエフも「競馬で見せてくれた才能に驚いている」とスローの前残りを外から差し切った内容を評価した。また、同5Rを落鉄しながら勝ち切った
ストーンズも将来有望な一頭だ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
チルカーノ(牝、父
ハービンジャー、栗東・高野)
日曜阪神4R・芝1600m牝馬限定、ムルザバエフ「先週の追い切りの感触は普通だったけど、競馬で見せてくれた才能に驚いている。ゲートは出たけど、驚く感じだったので馬のリズムに合わせた。距離は延びても大丈夫」(レース評価A、将来性★★★★)
ストーンズ(牡、父
ドゥラメンテ、栗東・友道)
日曜阪神5R・芝2000m、モリス「ゴール前でフワッとしましたし、道中で落鉄もしていました。それでも頑張ってくれたように、いい馬ですね。まだまだ子どもっぽいので、そのあたりが解消すれば本当に楽しみです」(B、★★★★)
ドリーミーデイ(牝、父
ルアーブル、美浦・久保田)
土曜中山5R・芝1600m、田辺「調教では頼りなさを感じたけど、いいセンスがあるとは思っていました。それほど馬が苦しくない競馬で勝てたし、今後は
パワーアップしてくると思う」(C、★★★)
コスモジンバック(牡、父グッドマジック、美浦・相沢)
土曜中山6R・ダート1800m、石川「もともと期待していた馬。調教に乗って、特徴も把握していました。好位から抜け出す理想的な内容。直線は物見をしてフワッとしましたが、2、3着馬が来るとまた盛り返してくれました。緩さがありますし、伸びしろは十分。今後が楽しみです」(C、★★★)
ノボリショウリュウ(牡、父
リアルスティール、栗東・石橋)
土曜阪神5R・芝1400m、角田河「ゲート練習から携わって丁寧に調教した結果、ゲートをすんなりと出て、口向きも解消されていて、強い勝ち方をしてくれました。気のいい馬。上でも頑張ってほしいと思います」(C、★★★)
グランカンタンテ(牝、父
リアルスティール、美浦・鹿戸)
日曜中山5R・芝1800m、藤岡佑「前向きさがあって真面目な馬ですね。新馬戦ということもあって、抜け出したら物見をしていましたが、詰められたら伸び返してくれました。もう少し体が膨らんでほしいですが、能力は高いですね」(C、★★★)
アンシール(牡、
父パイロ、栗東・小崎)
日曜中京5R・ダート1400m、松若「思ったよりゲートを出て流れに乗れましたし、道中の手応えにも余裕があって追ってからもしっかりしていました。抜け出してからフワフワする面がありましたが、しっかり上の指示に従って初戦としてはいい内容で走ってくれたと思います」(C、★★★)
エーデル(牝、父
デクラレーションオブウォー、美浦・金成)
土曜阪神6R・ダート1800m、岩田康「いかにも新馬という感じだったが、勝負根性や脚があって走る素質がある。コーナーで怖がって下がるところはあったが、しっかり応えてくれた。もっと
パワーがついてくれば」(C、★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ