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【地方競馬】フォーエバーヤングが全日本2歳優駿V 坂井-矢作師師弟でつかんだビッグタイトル

デイリースポーツ
  • 2023年12月13日(水) 21時40分
 「全日本2歳優駿・Jpn1」(13日、川崎)

 夢はダート新3冠かケンタッキーか-。1番人気のフォーエバーヤングが7馬身差の圧勝。デビューから3戦3勝で2歳ダート王を戴冠。坂井瑠星騎手-矢作芳人調教師の師弟にとっては二度目のビッグタイトル奪取となった。2着には2番人気のイーグルノワール、3着にホッカイドウ競馬の7番人気サントノーレが入った。

 来るなら来い、とばかりの横綱相撲。2番手を進んだフォーエバーヤングが馬なりのまま3角手前で先頭に立つと、外から馬体を併せに来たイーグルノワールと並んで直線へ。しかし、勝負はそこまで。軽く気合を付けただけで一気に差が広がり、軽く右ステッキを一発放つと、あっという間にライバルたちは後方に消え去った。

 「すごくホッとしている。うれしい」と言葉を弾ませた主戦は先週、初のJRA年間100勝に到達したばかり。今年はレモンポップフェブラリーS、チャンピオンズCを取り、今度は自厩舎の馬でビッグ制覇。「ここまで離すとは…。最高の気分」と言葉もなめらかだ。

 先日、ファンイベントでプレゼントされた黄色い帽子をかぶって観戦の矢作師も「ある程度自信はあったけど、ここまで強いとは。自分でも驚いている」と百戦錬磨の将も目を丸くした。それは藤田晋オーナーも同じ。「直線は気持ち良かったです。(阪神JFを直前回避した)ボンドガールのことを引きずっていたけど、これで晴れました」とご満悦だ。

 3戦3勝で2歳シーズンを終了。注目は来年の動向だ。ケンタッキーダービー(5月4日・米国チャーチルダウンズ)挑戦か国内で新たに整備されるダート3冠レース(大井)参戦か。トレーナーは「調教師は海外志向だから…。でもオーナーの希望に沿いたい。これからじっくり協議して決めます」と結んだ。うれしい悩みは当分、心地良く続きそうだ。

提供:デイリースポーツ

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