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【有馬記念】中山で見せた衝撃の鬼脚 3歳馬ソールオリエンスがGI・2勝目狙う

  • 2023年12月19日(火) 18時15分
 12月24日(日)に中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。年の瀬を飾る大一番にソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が川田将雅騎手とのコンビで出走を予定している。

 ソールオリエンスは父キタサンブラック母スキア、母の父Motivatorという血統。半兄に20年の富士Sを制したヴァンドギャルドがいる。

 22年11月に東京競馬場でデビューして初勝利。2戦目の京成杯で重賞初制覇を果たし、3戦目には皐月賞に出走。道中後方に構えると、大外から一気に追い込み、見事GIタイトルをつかんだ。

 続く日本ダービーでは皐月賞と異なり先行策をとり、惜しくもクビ差2着に。休養を挟み秋初戦のセントライト記念で始動すると、クラシック最終戦の菊花賞では3着となった。通算成績は6戦3勝。

 これまで複勝率100%と現3歳世代トップクラスの実力を見せるソールオリエンス。特にファンの印象に残っているレースといえば皐月賞ではないだろうか。同レースの走りがまさに規格外であったか、裏付けるデータをいくつかご紹介したい。

◆史上最少キャリア
 2歳戦が実施されるようになった1947年以降では史上初となるキャリア2戦での優勝。これまでは20年コントレイルや21年エフフォーリアなどが記録したキャリア3戦が最少だった。

◆最内枠からの勝利
 1枠1番からの勝利したのは88年ヤエノムテキ、94年ナリタブライアン、20年コントレイルに続き4頭目。

◆レース史上最大の逆転劇
 4コーナー17番手からの優勝は史上初。これまで最も後方から差し切ったのは93年ナリタタイシンの12番手だった。

◆上がり1位・2位の差が最大
 ソールオリエンスの上がり3Fは35.5で、次位のファントムシーフなどよりも0.9秒速く、皐月賞史上最大。93年ナリタタイシンと15年ドゥラメンテが記録した0.6秒差を大きく更新した。

キタサンブラック産駒初のクラシック制覇
 父にとって初のクラシックタイトル。昨年、皐月賞とダービーで惜しくも2着に敗れたイクイノックスの雪辱を果たした。

京成杯勝ち馬の直行
 京成杯からの直行組は2度の3着があったが、勝利したのは史上初。京成杯勝ち馬のクラシック制覇は10年エイシンフラッシュ日本ダービーに次いで2頭目となる。

※データはグレード制が導入された1984年以降。

 上記のデータからわかるように皐月賞で見せた走りは衝撃的なものだった。クラシックで火花を散らしたタスティエーラや初対戦の古馬たちを相手に、中山で再び鬼脚炸裂なるか。ソールオリエンスの走りにぜひ期待したい。

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