一年間の
中央競馬の総決算で、馬券の売り上げや世間の注目度という点では断然の地位を誇る
グランプリ。
イクイノックスは引退したが、3世代のダービー馬をはじめ、多数のGIホースが集結し、豪華な顔ぶれとなった。
1.勝ち馬は前走4着以内
過去10回で、勝ち馬はすべて前走4着以内。2着と3着については前走が5着以下、むしろ10着以下でも[0-2-2-37]と上位に来ているが、1着については前走4着以内に絞って買いたい。
2.前走レースに注目
過去10回で、前走
菊花賞組が[2-2-2-7]で、複勝率46.2%、複勝回収率145%と好成績を収めている。また、前走が秋の天皇賞だった馬は[3-2-1-12]と勝ち馬の数は一番。ただ、人気が被りやすいのか回収率は単勝38%、複勝51%と悪いので、狙い目としては薄い。なお、前走が
ジャパンCだった馬も[2-2-4-44]と勝ち馬などを出してはいるが、率が悪い。
3.逃げ残るのは難しい
過去10回で逃げて3着以内に入ったのは
キタサンブラックのみ。基本的には3〜4角からのロングスパート戦になるレースであるから、逃げ馬が展開面で恵まれるケースは少なく、後半で追って味がある馬が台頭してきやすい。
タスティエーラは
菊花賞からの直行で、その
菊花賞は2着。脚質的にも好位から中団で運び、自分で動けるタイプで、このレースへの親和性は高いだろう。能力的にも3歳トップクラスで、ここは押し切りまで十分ありそうだ。