◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山競馬場・芝2500メートル)

　第68回有馬記念・G1(24日、中山競馬場)の予想に、アーティストのMatt(29)が参戦だ。独特のメイク術で美容家としても知られる巨人・桑田真澄2軍監督(55)の次男は、出走を予定する16頭の「顔相」を入念にチェック。10月の凱旋門賞で4着と好走したスルーセブンシーズを「美しい」と1位指名した。

　ボンジュール！　Mattです！　今回、馬の顔を見てほしいなんて、とんでもないオファーを頂いたんですけど、昔からパパをたくさん取り上げてくれてるスポーツ報知さんのために、ひと肌脱ごうと思いま〜す。

　やだぁ〜、キリンぽいのがいるし、この子はアリクイみたい(笑い)。目が離れすぎてる子もいれば、この子は脱毛が必要ね。こうやって見比べると、馬の顔って個性があって面白い！

　順位をつけてってお願いされたけど、どうしよう〜。やっぱり馬も見た目が大事だよね。速い馬はわかんないけど、かわいいのはこの子、スルーセブンシーズ。この写真が一頭だけ絵みたいで、本当に美しい。目の位置も耳の位置も完璧。　エッ！？、おフランス(凱旋門賞)帰りなの？　外国でも走ったってことは速い馬ってことだよね？　うん、この子を1位にします。

　メンズならこの子、シャフリヤールがいいわ。なんだろう、なんか自分の撮られ方が分かってる。あと鼻筋の筋肉がしっかりしていてキレイ。ジャスティンパレスも艶があっていいよね。髪形も顔もいいの。この3頭を応援します。

　他に気になったのはハーパー。牝馬？　ほらぁ、やっぱり女の子なんですね。だってカワイイもん。運気っておでこを見せた方が上がるから、ソールオリエンスとタスティエーラは髪の毛を分けた方がいいと思いますよ。

　パパと競馬の話は0回です。パパって馬券、買ったことないんじゃないかな。でも、競馬って面白いですよね。今年は小倉競馬場でプレゼンターを務めさせていただきましたし、夏に伊勢神宮へ皇室から贈られた草新号という馬を見に行った時、すごい体験をしたの。100人くらいの見物客がいたんだけど、ずっと後ろを向いていて。でもみんながいなくなった後、僕が一番前に行って「ねえ」って声かけたら、振り返って脚を踏みならして反応してくれて。しばらくして僕が帰ろうとしたら、また後ろを向いて、もうビックリ！

　神馬(しんめ)の草新号と通じ合えたんだし、きっとスルーセブンシーズにも想いは届くよね。本当にきれいな馬だし、応援しています。いつかお母さんになって子供が生まれたら、ぜひ「マットローズ」という名前をつけて(笑い)。

報知新聞社に初めて来社　○…Mattは今回の取材で初めて東京・両国の報知新聞東京本社を訪れた。「うわ〜、まさか自分がここにお仕事で来ることがあるとは！」。現役時代から父の周りにはいつも新聞記者の姿があった。それだけに「報知の記者さんは何人か小学生の頃からよく知ってるけど、まさかその記者さんたちとこうして仕事をするなんてね！　ビックリ〜」。この日は競馬の取材に合わせ、キラキラの馬蹄モチーフの指輪をするオシャレな一面を見せた。

　◆Matt　Rose(マット　ローズ)1994年7月18日、東京都生まれ。29歳。本名・桑田将司(まさし)。芸名は出生時の名前「真登(まさと)」が由来。その後、呼吸困難になったため改名した。小2でピアノを始め、中学、堀越高校では吹奏楽部。高校では団長。13年に桜美林大に入学し、1年時にブライダルモデルを始めた。現在はアーティストとしてテレビなどで活躍中。好きなミュージシャンはアリアナ・グランデ、マイケル・ブーブレ。野球では右投右打だった。

スポーツ報知