12月20日(水)、
園田競馬場(晴・稍重)で行われた中央地方交流の3歳以上の重賞・第23回
兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII・3歳以上1400m・出走11頭)は、2番人気の
サンライズホーク(
JRA)が道中2番手追走から直線抜け出し、そのまま押し切って優勝。勝ちタイムは1分28秒8。3/4馬身差の2着が4番人気でトップハンデの
ケイアイドリー(
JRA)、そこから1/2馬身差の3着が地方馬最先着の7番人気
スペシャルエックス(北海道)、1番人気
セキフウは5着だった。今回の勝利でこのレースは第1回から
JRA勢の23連勝となった。
勝った
サンライズホークは父
リオンディーズ、
母ローマンブリッジ(母の
父ブライアンズタイム)の4歳せん馬。
JRA・
牧浦充徳調教師の管理馬。通算成績は10戦6勝。重賞は前走の佐賀の
サマーチャンピオンに続いて2勝目。鞍上は
JRAの
M.デムーロ騎手。
レース後のコメント
1着
サンライズホーク(
M.デムーロ騎手)
「いい馬です、夏からだいぶ成長していました。ただ難しいところがある馬なので、一頭になるとフワフワします。併せる形になったらしっかり走ってくれます。最後も他の馬が来たらしっかり伸びてくれました。
道中はこの馬のリズムを大切に運びました。前走からブリンカーを着けていますが、馬が集中するようになっています。今日は馬体重が20キロ増えていましたが、馬が
パワーアップしていたように成長分です。今どんどん強くなっていますから、短距離路線でこれから楽しみです」
(
牧浦充徳調教師)
「馬体重がプラス20キロでしたが、
パワーアップして、太めはありませんでした。ただ気難しい面があってオープン入りして精彩を欠いていたので、前走からブリンカーを着用したことが結果に繋がりました。それでも気の悪さは今日のレース中でも出していたようです。
やめようとするなど、いろいろあったようですが、騎手も馬の癖を理解してハミを早めにかけながら運んでくれました。最後も抜け出したら止めようとするところを、しっかり凌いでくれました。勝てて良かったです。リズム良く走れれば力を出してくれます。状態は一段上がったので、まだまだ先が楽しみですね。
今後は未定ですが、賞金は加算できたので、来年のJBCが
サマーチャンピオンを勝った
佐賀競馬場で行われますので、そこを視野に入れつつということになりそうです。そこに出られるよう勝利と賞金を加算していけるように頑張ります」
2着
ケイアイドリー(藤岡康太騎手)
「勝ち馬を見ながら上手く運んで、4コーナーの感じならこれはいけるかな、という感じでした。ただ最後は斤量差で負けたかなという感じです。でも、この条件でもしっかり走れたことは収穫です」
3着
スペシャルエックス(
杉浦健太騎手)
「前には行き切れなかったのですが馬込みでもしっかり競馬はできました。上がりもしっかりしていましたし、力のある馬だと思いました」
4着
マルモリスペシャル(
田口貫太騎手)
「スタートでトモを滑らせる感じで、少し遅れてしまいましたが、すぐにリカバリーできました。前が流れていたので、展開が向くかと思いながら、道中は運んでいました。3、4コーナーでスムーズさを欠くところがあり、置かれるところがありました。最後は来ているだけに、3、4コーナーがスムーズならもっとやれたのではないかと思います」
5着
セキフウ(
武豊騎手)
「最後は止まってしまいました。軽いダートがいいタイプなので、深いダートが合わなかったのかも知れませんね」
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI