「
中山大障害・JG1」(23日、中山)
「負けたら乗り役のせいです」。他でもない、その「乗り役」として、こんなに自信にあふれた言葉があるだろうか。今年3戦3勝で初のJ・G1に臨む
マイネルグロン。石神自ら手綱を取った美浦坂路では、その自信を裏打ちする素晴らしい動きだった。
駆けだしてすぐスピードに乗り、カーブを抜けて軽く仕掛ければ滑らかに加速。4F53秒8-39秒0-12秒3をマークした。
この秋、再始動の
東京ハイJは仕上がり途上ながら完勝。青木師は「叩き台のつもりで半信半疑だった。その後がとにかく順調。過去一番(の出来)で出せる」と胸を張る。石神も見立ては同じ。「障害界を盛り上げるためにスターを誕生させたい。ポストオジュウ?その素養、期待もありますよ」。このコメントは決して“盛って”はいない。
提供:デイリースポーツ