スポーツニッポン杯「第61回
ゴールドカップ」(S1)が21日、
浦和競馬場で行われた。
スマイルウィが単勝1・3倍の断然人気に応え、昨年に続く連覇を達成。6個目の重賞タイトルを手に入れた。
矢野、張田師が口をそろえて「厳しいマークだった」と振り返ったのがスタート直後の攻防だった。2番枠から好スタートを決めた
スマイルウィを楽には行かせまいと、外から
ジョーパイロライトと
ジャスティンが襲いかかる。それでも矢野は冷静に対応。プレッシャーのない3番手の外を確保した。余力十分に勝負どころの3、4コーナーをクリアすると直線で早々と
ジャスティンをかわし先頭に立つ。最後は
ブラックパンサーの強襲を1馬身抑えて堂々とゴールを駆け抜けた。
来年は
かきつばた記念(2月29日、名古屋1500メートル)から始動し、ダート
グレード戦線を歩む予定。最大目標を
JBCスプリント(11月4日、佐賀1400メートル)に定めた。矢野は「戦ってきたラ
イバルたちが大きいところを獲っているし、さらに大きなところを狙っていけると思う」と意気込んだ。S1連覇で23年を締めた
スマイルウィ。24年は、さらに上のステージで躍動する。
◆
スマイルウィ 父
エスポワールシチー 母アップライジング(母の
父コマンズ) 牡6歳 船橋・
張田京厩舎 馬主・SRT 生産者・北海道新冠町の芳住鉄兵氏 戦績31戦16勝 総獲得賞金2億2778万円。
スポニチ