カルツォフ牧場は新たに種牡馬入りするダビルシム、ドイチェスダービー勝ち馬カムジンとその父でダービー勝ち馬およびチャンピオンサイアーであるザムームの2014年の種付け料を公開した。
カルティエ賞最優秀2歳牡馬のダビルシムは初年度種付料9000ユーロ。2008年ドイチェスダービー勝ち馬で3歳チャンピオンのカムジンは3000ユーロ、2000年ドイチェスダービー勝ち馬で3歳チャンピオンのザムームは5500ユーロ。
なお、ダビルシム産駒はその活躍に応じて特別ボーナスが設定されている。最初の勝ち馬に2万ユーロ、最初の重賞勝ち馬に5万ユーロ、最初のG1勝ち馬に10万ユーロが、それぞれ生産者に支給されることとなる。
【補足】
ハットトリック産駒のG1競走2勝馬で2011年全欧2歳牡馬チャンピオンのダビルシム。今年4月に引退した後カルツォフ牧場での供用が決まっていましたが、来年の種付料は9000ユーロに決まりました。
海外で供用されている日本出身の種牡馬の産駒のうち、種牡馬入りした活躍馬はダビルシムが初めてでしょう。決して高いとはいえない種付料ですが、ドイツのリーディングサイアーになったことのあるザムームより高いというのは、それなりに期待が込められた額なのかもしれません。
産駒の活躍で最高10万ユーロ、日本円で約1350万円という高額なボーナスは、おそらくダビルシムのオーナーのバックアップでしょうね。オンラインカジノを経営している資産家とはいえ、ここまで肩入れするのは、相当な思い入れの表れといえるでしょう。ちなみにこのオーナー、今年の凱旋門賞に所有馬のSahawarを出走させています。
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