スマートフォン版へ

【ホープフルS】レガレイラ G1昇格後初の牝馬V ルメール×木村厩舎の最強タッグ23年有終締め スワーヴリチャード産駒初

デイリースポーツ
  • 2023年12月29日(金) 06時00分
 「ホープフルS・G1」(28日、中山)

 1番人気に推されたレガレイラがG1昇格後初の牝馬Vを達成。今年のG1・7勝目を決めたルメールに導かれ、スワーヴリチャード産駒初のG1制覇を飾った。馬主サイドは来春の牡馬クラシック参戦を示唆した。2着に2番人気シンエンペラー、3着に13番人気の伏兵サンライズジパングが入った。前日に出走を取り消したサンライズアースに続き、ゴンバデカーブースも感冒のため当日に取り消し。直線で競走を中止した8番人気のタリフラインは両腸骨骨折で予後不良となった。

 ルメール×木村厩舎の最強タッグが、23年ラストもVで飾った。スワーヴリチャード産駒のレガレイラが強豪牡馬を一蹴。G1に昇格して以来初の牝馬Vを成し遂げた。「今年最後のG1だったし、日本でのG1・50勝目。G1になってから初めてホープフルSを勝てた。うれしい!」とルメールも破顔一笑だ。

 発馬がひと息で道中は14番手を追走。予定していたレースプランではなかったが、すぐに切り替えて道中は折り合い重視で進めた。勝負どころからじわじわとポジションを上げ、直線は大外へ。「前の馬がフラフラしていたので進路が決まらなかったけど、大外に出してかららのギアアップがすごかった。ビックリしましたね」と、鞍上も驚く鋭い反応、瞬発力で前団をまとめてのみ込んだ。

 イクイノックスを育てた木村厩舎から、次代を担うスター候補が誕生した。「(史上初の牝馬Vで)歴史に名を刻めたのは良かったし、意義があること」と指揮官は胸を張る。前走アイビーS(1番人気3着)から見事に巻き返し、「彼女のプライドを回復できました」と目尻を下げた。

 今回の勝利で、来春はクラシック登録している皐月賞(4月14日・中山)へ向かう可能性が高まった。「(牡牝の違いは)関係ないね。一番大事なのは馬の能力です」。今回のレースに向かう上での心構えをそう話したルメールは「まだ伸びしろがあります。距離も持つし、能力もある。この冬に大きくなったら、すごくいい馬になる」と今後の成長に期待を込める。

 名牝伝説は始まったばかり。07年ウオッカ以来となる牝馬ダービー制覇を、夢物語では終わらせない。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す