豪州で活躍する女性ジョッキー・R.キング騎手が、
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)の
サクラトゥジュール(牡7、美浦・
堀宣行厩舎)で
JRA重賞初制覇を狙う。
キング騎手は90年7月31日、英国生まれの33歳。英国のアマチュア騎手としてキャリアを開始し、障害を含めて5年間で27勝を挙げた。14年に騎乗機会を求めてシドニーに拠点を移すと、16/17シーズンにシドニーの見習リーディングに輝く。そして18年にはメイドオブヘヴンでス
プリングチャンピオンSを制し、待望のG1初勝利。22年にナイトオーダーでシドニーC、昨年は
アラパホでタンクレッドSを勝つなど、競争の激しいニューサウスウェールズ州で最も活躍している女性騎手といえる。
中山金杯では
サクラトゥジュールの手綱をとる。前々走のメイSを快勝している実力馬。折り合いに課題があるものの、これまで外国人騎手が騎乗した際は4戦2勝、2着2回の連対率100%。ここで待望の重賞初制覇に導けるか、キング騎手の腕の見せどころとなりそうだ。