ウマ娘で知られる藤田晋オーナーが所有する
ドーブネ(牡5、栗東・
武幸四郎厩舎)が、
京都金杯(4歳上・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
ドーブネは
父ディープインパクト、
母プレミアステップス、母の
父Footstepsinthesandの血統。21年の千葉サラブレッドセールにおいて4億7010万円(税抜)、税込では5億円を超える高値で取引された。良血馬が揃っている藤田オーナーの所有馬の中でも、一番の高額馬となる。
ここまで14戦6勝。オープン昇級後は惜敗が続いていたが、前々走からマイルに転じて軌道に乗った。
ポートアイランドSを2番手から押し切ると、
キャピタルSも悠々と逃げ切って、リステッド連勝を果たした。2戦ともに展開に恵まれたとはいえ、ここに来て充実していることは間違いない。
今回はトップハンデの58.5kgがポイントだが、開幕週で前有利の馬場は大きな味方だ。ここ2戦を含め、6戦4勝と好相性の
吉田隼人騎手の手綱も心強い限り。待望の初タイトルをつかみ取り、24年を飛躍の1年にしてみせる。