超良血の
シトラール(牡3、美浦・
萩原清厩舎)が
シンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
シトラールは父
スワーヴリチャード、
母ジンジャーパンチ、母の
父Awesome Againの血統。父は現3歳の初年度産駒が大活躍して、今年の種付料が前年比7.5倍の1500万円となったトップサイアー。そして母は07年のBCディスタフなどG1を6勝した名牝。さらには半兄
ポタジェが22年
大阪杯の覇者なら、半姉
ルージュバックも重賞4勝の活躍馬だから、世代屈指の血統馬といえる。
昨年6月の新馬(東京芝1800m)は3着、続く未勝利(新潟芝1800m)は2着と取りこぼしたが、3戦目となった前走の未勝利(東京芝1600m)で初勝利を挙げた。決してインパクトのある走りをするタイプではないが、レースセンスは抜群。一気の相手強化、初の右回りとなる今回も大崩れなく走れるだろう。
ここで勝てば、
スワーヴリチャード産駒の牡馬としては初の重賞V。そして兄姉に続いての3きょうだい重賞制覇となる。良血が本領発揮となるか注目したい。